(其の一から続き)擂鉢窪の静かで長い夜は決してぐっすり眠れたわけではない。しかし不快な感じはなく、その逆である。時おりトイレに立たなくてはならないのは年のせい。小屋の外に出るたび、目の前には南アルプスの長い影が伸び、空には満天の星空が・・たった一人の私に ...