夢は野山に

上高地 2024.2.29

カテゴリ: 中央アルプス

今年は、季節が暦よりも1ヶ月くらい先を進んでいる。暖冬も極まれり!3月半ばというのに、さくら開花の便りさえあちこちから聞こえてくる。冬が逝ってしまう...8:06この日は以前から予定していた雪のある高いところに行くつもりだった。といっても、老人の私に選択肢はない。 ...

今日しかない!高山植物の花が見たい!と肝玉母さんは強いお気持ちだ。前日まで雨降ったりのはっきりしない天気...明日からまたグズグズ...そして、3回ワクチン済みには「豪華」な特典!ほくそ笑むお顔が目に浮かぶような...で、朝5時に我が家へやってきた。ワクチン2回のオ ...

4月3日日曜の早朝、所用でモリコロパーク近くに来た肝玉母さんと合流今回に備えて8本爪のアイゼンを譲った。山ンバの姉から引き継いだものだ。この軽量なアイゼンにもよくお世話になった。鈴鹿の雪歩きとか、昨年の五竜遠見尾根のハイキングでもこれを履いた。そのついでに花 ...

早逝した若い友人を野辺送りして10日あまり…彼が死の床にあった時は私の体調不良も最悪だった。彼が逝ってしまうと、つきものが落ちた様に私の体調が少しずつ上向いてきたのは皮肉だ。死神は順序を選ばない。遺されたこのジジイのやりきれなさは言葉にならない。そんな折、 ...

3 寂寥感漂う薄暮の千畳敷から続き今日も予報通り好天だ。三沢岳ハイキングと周辺散策組の二手に分かれた。楽しんでこのトラベルを全うしよう。夜明け前、北岳から塩見岳の稜線の間に富士山。この一枚に、富士山、北岳、間ノ岳と日本の高峰第3位までが入っている。その他、農 ...

2 頂稜有情 からの続きhttp://yari-hotaka.doorblog.jp/archives/57297578.html宝剣山荘前...ここで体調崩して待っていたH氏とも合流し全員揃った。じっとしていてH氏もさぞ寒かっただろう。でもあとはここから千畳敷に下りホテルにチェックインすれば良いので気が楽だ。3時2 ...

(1 GO TO 千畳敷カール...2020.10.11sun~12mon)より続きhttp://yari-hotaka.doorblog.jp/archives/57291132.htmlみんなちがってみんないい  さて、私たちは喘ぎ喘ぎ(そうでない人も勿論います)乗越浄土まで登って来た。天気はこの通り、文句なし!肝玉母さんとその娘さん ...

GO TO 千畳敷コロナ禍でどこにも行けなかった今年。それが政府の号令で明けて人々が動き出した。私の周辺でもご近所山友さんや、肝玉母さんなど共通の友人たちが千畳敷に行こうと企画した。昨年から時折ハイキングに一緒に行っている仲間だ。一泊千畳敷ホテル泊まりの豪華さ ...

 その1より続き 前日は7時間かけて千畳敷からこの木曽殿小屋まで長い? 稜線を歩いてきた。年齢なりに時間がかかったが、天候、眺望に恵まれて幸せすぎる行程だった。靴は9年目のミレーを履いてきた。右足の親指の付け根あたり、よく曲がる部分が綻び、何度か修理している。 ...

先週は酷暑の大杉谷で息も絶え絶え疲労困憊、低山にあり得ない筋肉痛まで呼び覚まして、寄る年波の悲哀を味わっている。今週は空木岳へいくことになった。本当は先週に肝玉母さんと行くつもりしていたが小屋の予約が取れず、今回、はからずも一人で行くことになった。しかし ...

この年、齢63を期して山登りを再開した。結構意欲的に登ったと思う。夏には福井の百名山荒島岳(初)、その翌日に立山(20数年ぶり)、さらに後立山(初)、9月に入って富士山(20数年ぶり)、そして秋口の中アの南駒ヶ岳(初)。今から思えばこの年、東日本大震災と未曾有の ...

(①曖昧な梅雨明けは雷を呼ぶ  2019.8.3~4)から続きかくして、2日目。未明、同室のパーティが御来迎を頂上でと出発していった。窓に付いた水滴を拭って空を見上げたら、満天とは言えないが、星が空一面に散りばめられてまばたいていた。室内に灯りがついた。朝食までの時 ...

病み上がり(!?)の肝玉母さんと木曽駒へ。実はこの梅雨明けの時期、一人で千畳敷から空木岳へと行くつもりをしていた。檜尾避難小屋で一泊すればなんとか行けるだろう。そこに肝玉母さんからどこかへ行きませんかとお呼びがかかった。これ幸い、渡りに船!ところが避難小屋は ...

往年の同人の残党3人。いつもの顔ぶれだ。全員生き永らえて古希である。ここ何年は中央稜に通っている。われわれの体力で、3000級の山での岩登りできそうなところはここしかないから...宝剣岳東面(2014.11月撮影)目指すは中央の岩溝の右手、頂上に直接突き上げる岩稜だ。20 ...

私が西穂高岳に登って下山中に岳友の親分Nからラインで写真が送られて来た。ここ数年恒例になっているらしい、宝剣岳中央稜の向かって右の急峻なクーロアールを滑降したというものだ。千畳敷カール越しに宝剣岳すぐ右の雪壁だ。現場に行くと40度から45度くらいありそうなとこ ...

親分のレガシーは軽やかに中央道をひた走り...しばしのまどろみから覚めたら駒ヶ根SAに滑り込んでいた。例の如く菅の台駐車場にテントを張ったのは深夜。少し寝酒と思いきや....数十年ぶりに親分の家に集合。私が初めて親分の家を訪ねたのは72年の暮れだっただろうか..家業を ...

親分から写真が送られてきた。5月3日のことである。宝剣岳だね!今年は雪が多いという!短いがピリリと辛い宝剣岳!乗越浄土辺りから撮ったのかな・・毎年5月はスキーを持ってここに来ているようだ。木曽駒への途中からだろうか・・ここがスタート地点かな宝剣の本峰とキレイ ...

(③黄、紅葉を眺めながら)から続きイマイチな写真を並べて我ながらいささか辟易している。しかし、檜尾で見たものを少しでも残すためなら自己嫌悪を乗り越えるしか無い。一旦載せてイヤなら、心変わるまま構成添削すればいいだろう・・落葉松はこれからまだまだ色づくだろ ...

(②幻想の朝、檜尾避難小屋周辺)から続きここまで降りてくれば後はゆっくり下るだけ。幸い今日はまだ膝に痛みは無い。気ままに紅葉とか撮りながら歩いた。空木岳にかかる雲もとれて来た。10時25分バス道の辺りの見事な黄葉10:55 千畳敷方面はまだ日が差していない。写真が ...

(その①檜尾尾根 2016.11.2~3)から続き11月3日一晩中吹き荒れた風だが、避難小屋の中にはすきま風ひとつ洩れてこなかった。ただ表の戸を叩くような音にたびたび目が覚めた。そして時おり外壁に雪か氷のつぶてがパラパラと当たるような音がした。二度ばかり起きて小用を足し ...

行く先をいろいろ考えた末、中央アルプスの檜尾尾根、檜尾岳から空木岳の周回を試みることにした。といっても、私にとっては初めての山である。木曽駒から宝剣を経て空木岳に向かう間にある幾つかのピークは正直言ってあまり馴染みの無かったところだ。ところで、この時期は ...

(長らくこの記事は「上松道Bコース」と記してきましたが間違いでした。あらためて「上松道Aコース」と訂正させていただきます。コースについては上松町のHPをリンクさせていましたが現在そのHPは閉鎖されています。登山コースは下記にリンク先を記載しましたのでご参照くだ ...

岳友Nがさっそく宝剣中央稜のルートのメモと、上部オケラクラックの後続の写真を数枚送って来た。そのまま載せよう。これは私たちの記憶のために・・・この記事が、これから行こうという方の参考になれば幸いだが、多分参考にはならないのでそのつもりで・・・写真と文は無関 ...

おととしの発案と断念、昨年の撤退からもう一年・・月日の経つのは早い・・我々に残された時間もどんどん磨り減って行く・・・昨年の記事はhttp://yari-hotaka.doorblog.jp/archives/44874835.htmlここ数日、南岸の前線と低気圧の影響で不安定な天気が続いていたが、天気予報 ...

一年前に計画して私の左膝内側靭帯断裂のため断念した宝剣岳中央稜へ今回は出かけた。深夜、菅の台バス停の駐車場に乗り込み酒盛りをして眠りについたのは夜も白みかけるころ・・それでもホンの2時間ぐらいはぐっすり寝入ったと思う・・6時に起きて荷物の整理。極力余分なも ...

千畳敷ホテルのスタッフブログから写真を勝手に転載(すみません)下山者が二人いる。先を歩いているのはどうもオレだ。とすれば、後を歩く黒ずくめの方は、菅の台駐車場で一緒だった鈴鹿ナンバーの黒の軽の方。気さくな方だった。あのときこんな時間に登る人がいるのかと思 ...

かくして、菅の台の駐車場で一夜を過ごすことになった。仕事柄そんなことは珍しくもないはずだが、お遊びでこんなことは久しくなかったことだ。昨日は伊那富士/戸倉山に登り下山してラーメン店に入った。チェーン店だが中華そばの懐かしい味に惹かれた。そしてホームセンタ ...

さんざんな天気に見舞われた2014年夏は過ぎ去った。この地方でも、毎日一度は必ず雨が降る・・・まあ、多少誇張はあるものの、そんな夏。山に行こうにも、幸か不幸か仕事にも追われてほとんど不可能だった。膝靭帯損傷から5ヶ月ぶりの本格山行。さしたる山行もできなかった ...

避暑を兼ねて久々の高山志向企画。熟女二人に付き従ってお手軽高山千畳敷にお花見山行としゃれこんだ。のんびり宝剣山荘に1泊木曽駒頂上や農が池を伺うつもりで・・実は6月にはこのメンツで韓国ツァーを計画していたが私の膝のためキャンセルしてしまい、代替えツァーである ...

(其の一から続き)擂鉢窪の静かで長い夜は決してぐっすり眠れたわけではない。しかし不快な感じはなく、その逆である。時おりトイレに立たなくてはならないのは年のせい。小屋の外に出るたび、目の前には南アルプスの長い影が伸び、空には満天の星空が・・たった一人の私に ...

9月29日(日曜)秋らしくなってきた。10月は紅葉の見頃に韓国行きが入っている。韓国の山も楽しみだが日本の高山も登り足りない・・・あれやこれや気が落ち着かない。で、思い切って9月の末に以前から行きたかった、擂鉢窪泊まりで越百山〜空木岳の一泊縦走に出かけた ...

三の沢岳・・・4月に木曽駒に登った時、主稜線から外れて西の方にバルコニーのように突き出た白く輝く三の沢岳に心惹かれるものがあった。仲間からそっとはずれてもの静かに微笑んでいる年上の女性の魅力とでも言おうか・・たおやかな天上の稜線をたどりいつかあのピラミッ ...

「雪山」初体験の山友さんが大量の写真を送って来た。せっかくだから差し支えない範囲で掲載しよう。山友さん、ありがとう!良い思い出となれば・・・ ...

お手軽にアルプス、お手軽に冬山、お手軽に雪山・・頭の中でお手軽が鳴り響き、菅の台バス停駐車場は今年3度目である。7時前でこの日差し。最初は2月上旬。ロープウェイが強風のため運行中止。近くの池山に登った。2度目は4月下旬。視界が全くなく千畳敷カールを出ること ...

ついてない時はどこまでもついてない。2月に駒ヶ岳ロープウェイに来た時は強風のため運休だった。今日は昼までは天気がいいはずと朝4時起きで名古屋を出発。しかし切符売り場にある千畳敷ライブカメラの画像は灰色一色で何も写っていない。老夫婦一組は明日の天気を信じて今 ...

気になっている山のうちの一つだった。東海と信州の結界にどっしりと位置する恵那山。ここを素通りして信州の山に行くたび心がチクリとした。恵那山はそんな私を黙って見送りながら内心せせら笑っていたのだろうか。恵那山トンネルより南では愛知岐阜三重ではもっとも高い山 ...

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