コロナで自粛...登山も自粛....他県ナンバー来るな...etc...気持ちも分からないではない。
数日前、御在所に昔の岳友と行こうとしていたが、鈴鹿スカイライン沿いの駐車場が全て閉鎖されていて、断念した。
しかし登山が禁止されていたわけではない。
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7:50 時刻はカメラに記録されているもので正確ではない。所要時間の目安だ。
宮妻峡キャンプ場駐車場 標高330mくらい?
自粛、ステイホーム、リモートワーク...?...どこの国の話や!
と言いたげな肝玉母さんから声がかかり、あちこち探してここに落ち着いた。
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人が少なくて、ここならばとやって来た。(自粛されている方々、スミマセン)
肝玉母さんのもう一つの望みは、春の芽吹く緑に染まりたい...
と言ったかどうか忘れたが、仕事上の彼女の苦労やストレスがワシにも伝わってくる..
という口実にして、かねてから関心のあったこのコースに来た次第だ。
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道路一面に広がる落ち葉のモザイク。
この林道が宮妻林道、下を流れる川は内部川ということを今、知った。
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宮妻林道を辿る。
若葉が眩しい!
恒例化している冬の鎌尾根にはいつもここからだが、今年は暖冬で雪が少なく来ることはなかった。
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8:34 ここは肝玉母さんも何度も来ている馴染みのところだ。標高は550mくらい。
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あちこちにイワカガミ
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イワカガミ
姉、妹に写真を送って確かめたらやはりイワカガミ。
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真紅の椿がポタリというよりボタッと....
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9:02  30分近くかけて標高100mしか上がってない...
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9:19 このゴルジュを抜けると大滝だ 。
それにしても新緑が綺麗!
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冬はここが岩に乗った雪で苦労するところだ
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ゴルジュを上から見下ろしている
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9:22 この滝もよくみると登れそうではある。その気はないけど言ってみただけ。
ここまで来れば水沢峠は近い。 
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あ、マムシ草と肝玉母さん..ここはまだ春浅いせいか小さい。
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9:33 水沢峠標高810m前後  ここから入道ヶ岳へ向かうのは初めてだ。
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新緑が目に優しい。感じのいい尾根道だ。
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赤紫のツツジだろうか
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柔らかな幼葉
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辿って来た谷を見下ろす。
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峠からは少し肌寒い風が吹いていたがすぐ汗ばんでくる。
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美魔熟女とヤマツツジが妍を競う。
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入道ヶ岳 906m 今、立っている場所の方が入道よりも少し標高が高いようだ
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雲母峰888m
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水沢岳 1029m
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風に吹き落とされたヤマツツジ
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9:57 ここから宮指路(くしろ)岳方面への県境稜線から別れて入道ヶ岳へのイワクラ尾根を辿ることになる。
ある人によると岩鞍尾根と表記していた。
私はまたガンクラ尾根と記憶していて、今回イワクラ尾根ということにしておこう。
水沢峠から入道へのコースはいくつものコブを上下する楽しいところだが、これが昔のように訓練と称して20kgとか30kgとか担いでいたら恨めしかっただろうなぁ...
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10:10 イワクラ尾根に入るとすぐこんな巨岩が出て来た。
後で知ることになるが入道ヶ岳一帯にある巨石は磐座(イワクラ)と呼ばれているそうだ。
イワクラ尾根という名はこれ因んでいるのだろう...
とりあえずその岩の上にはたったが、これも私の性分だ...
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端正な鎌ヶ岳1161m
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10:21 県境稜線から別れてイワクラ尾根に入りグッと下がったところ。標高820m弱 
宮妻林道が入道の方に回り込むところをそのまま内部川を辿れば、奥の谷コースとしてここに着くようだ。
そして写真の左側に下るコースもある。
ちょうど、入道ヶ岳から下って来た人とここですれ違った。
鎌ヶ岳まで行くという。
すかさず...コンビニで一緒だった人、駐車場でも一緒だった!
目ざとく記憶力のよい肝玉母さんだ。
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目に優しい萌黄色の中で異彩を放つツツジ。
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水沢から鎌ヶ岳への稜線
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10:35 この烏帽子型三角形の岩は「奥の院のいわくら」で通称は「仏石の磐座」というそうだ。
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朝に比べて大気がどんどん澄んできた。
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イワカガミの群生地
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白ヤシオかツツジかな
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かなり急な下りが出て来た。
雪のある時の縦走はかなり慎重に行動しなければならないだろうなぁ。
イワクラ尾根の最高点は930mくらい。
最低点は入道ヶ岳直下の鞍部で770m前後。
ここに幾つかのコブを登り下りを繰り返すのでキツイ。
でもそれが良いのだよね。
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最後の登り、ここを抜ければ頂上台地
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この辺りの一番高いところが入道ヶ岳の最高点だ。
頂上その1としよう。
馬酔木の林を抜ければそこは椿大社奥宮の祠がある。
写真は撮り忘れた。
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11:27
な、な、何と!イワクラ尾根の解答がここにあるではないか!!!って、すでにそのことは書いた(笑)
磐座をイワクラと読むのか!
磐座尾根と書くべきなのか!
今日の最大の収穫だわ!
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入道ヶ岳906m 頂上
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入道ヶ岳の頂上一帯のアセビは三重県の天然記念物らしい。
毒のある植物は誰も採っていかないだろうに...
花は可愛い!
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奥宮からアセビの茂みを抜けるとそこは光溢れる天国だった!
肝玉母さんも思わず歓声をあげる!
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上空を音もなく横切るジェット機
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ジェットをズームでキャッチ
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来た道を振り返った。
あのあたりが入道の最高点だ。
入道ヶ岳には頂上が3箇所ありその1だ。
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11:38 入道ヶ岳三角点頂上 906m 頂上その2
登り所要時間3時間45分前後
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今日も頂上風景を盗撮するジジイだ。
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天気が良いのでみんな時間を忘れたようにのんびりと寛いでいる
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見て見て!と肝玉母さん
ストレッチを始める男性
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柔軟さに肝玉母さんも目を丸くしていた!
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音もなく上空を横切るジェット機の飛行機雲を見て明日は雨と断言する肝玉母さん。
昔、そんなことを聞いたような....
(そして翌日は朝から雨だった...)
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靴を脱いでリラックスしまくり
私は靴下まで脱いで裸足の気持ち爽快さよ!
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鈴鹿の他の山でもそうだが、この入道も、昔の本ではクマザサに覆われていたと記録されている。
が今はこの通り。
藤原岳や御池岳もヒトの背丈くらいのクマザサに覆われていたが、2~30年の空白期間をおいて訪れたら見事になくなっていた。
私が登った鈴鹿の山で残っていたのは雨乞岳ぐらいだった。
原因はわからないが、日本シカの食害ではないかと見ている....
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ワンコ
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くつろぐ人たちを眺めているだけでも和んでくる。
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私たちも食事。
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鎌ヶ岳の頂上をズームイン
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12:41
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初夏を思わせる明るい陽射しの下で、
そよふく風に身をまかせ...時の流れに身をまかせ...

さて癒されたところで立ち上がる。
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12:45 北の頭は頂上その3
新道コースを下って宮妻に戻ることにする。
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頂上を身納める。
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水沢岳、鎌尾根、鎌ヶ岳、御在所岳のパノラマが綺麗に見える!
左端には遠くに雨乞岳。
麓から頂上稜線への緑のグラデーションの美しさは私のカメラと技術では到底再現できない。
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御在所の向こうの釈迦ヶ岳をズーム。その手前の稜線には、3月下旬に肝玉母さんと歩いたハライドも見える!
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12:53 ここをまっすぐ行けば北尾根経由で椿大社へ行く。
私たちは左折して宮妻峡の方へ...
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雲母峰888mをバックに
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見事な緑のグラデーション
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12:50 いきなりの急降下
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振り返れば光に輝く木々たち
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傾斜がわかりやすい。
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ドンドン下るのみ
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樹林に入る。
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樹林の隙間から
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伊勢湾も綺麗に見える。
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黒いシートの覆われた畑は水沢茶の畑
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樹木が大きくなって来た。
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このコースは時折緩やかなところもあるが概ね急傾斜だ
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下に行くほど更に急になって足元も不安定
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14:06 すると、まもなく内部川の河原に降り立った。
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汗を流してスッキリの肝玉母さん
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フジが木に絡み付いている。
その上には眩いばかりの新緑が目に鮮やかなこと!
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14:16 下り所要時間1時間45分くらい
今日は好天気に恵まれた。
春浅いイワクラ尾根を辿り、目にも身体にもやさしい緑のシャワーをいっぱい浴びて、開放的な頂上で時の経つのを気にせずにくつろぐ...
何と贅沢な生命の洗濯....
素晴らしい1日だった。
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帰路、麓から鎌ヶ岳鎌尾根全景
風呂なしで家に着いたら日もまだ高く...
家人は、...アラ、お早いお帰りで...

肝玉母さん、今日も有難うございました!