引き続きソウルの話し、宿替え)から続き

昨夜某嬢と夜遅くまで飲んでいたが起床はいつもと同じ6時過ぎ。
ベッドなのでオンドルの熱は余り伝わってこないが寒くはなかった。
山友さんは北漢山(プッカンサン)には行かないと言っていたので、部屋をノックすることも無く黙って宿を出発。
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宿のある厚岩洞(フアムドン)は漢江(ハンガン)の北、トラディショナルソウルの南の守り南山(ナムサン)の西側の麓にあるから坂が多い。
地下鉄駅の行き帰りは坂道を10分ちょっと歩く。
庶民の生活が垣間見える路地裏が好きだ。
今朝もソウル駅まで坂を下るように歩き、地下鉄4号線ソウル駅へ。
そして北へ水踰(スユ)駅へ向かう。
水踰駅からは道路の中央に設けられたバス停でバスを待つ。
ここも以前来た時は無かったバスレーンである。
そこからバスで牛耳洞(ウイドン)へ行くのだが何番のバスに乗ればいいのかわからない。
牛耳洞ヘ行くバスは来るのだがわからないまま登山客が乗るバスについて乗った。
何とかなるだろう。
北漢山へ向かうのは4回目だがいつもここからしか行ったことがない。
ネットで調べると日本人がいろんなところから登っているブログがありとてもためになる。
しかしやっぱりここである。・・
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水踰駅から乗ったバスは左に曲がらずどこまでも真っ直ぐ北の方に行くのでややあせったが、パネルには牛耳洞行きと書いてあったから腹をくくるしかない。
牛耳洞に無事着いたが、他のハイカーはここから北漢山の方に歩き出した。
登山口の(道詵寺/トソンサ)まで急な上り坂も含めて3kmくらいは歩かなければならない。
10年前の夏に家人と歩いたことがある。
が、それだけで汗みどろになってしまった記憶がある。
それは避けたいのでタクシーを捜していたら一台停まっていた。
ドライバーに
、道詵寺まで頼むと言ったら一人2000ウォンと言われた。
相乗りかい!
まあ200円なら・・・相乗りも久しぶりだ。
ここのタクシーはどうも牛耳洞と
道詵寺だけを往復しているらしい。
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あっという間に登山口到着。
私だけ下ろされて相乗りの女性はお寺の方に行ったようだ。
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ここへ最後に来たのは2010年、友人と仁寿峰(インスボン)をクライミングして以来。
今日は木曜日、平日でも登山者が多いと思って来たが閑散としている。
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山火事注意、自然、私たちの未来 皆さんの一瞬の過ちが北漢山の運命を左右します
うむ、なんだか言葉が詩的である。
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登山口から広場を振り返る。
そういえば韓国語の先生に北漢山の麓にはよいお寺が沢山あるから、時間があれば巡ってみるのもいいですよといわれた事があるが・・
・・・なかなか・・・
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案内図があったがピストンの予定なのでとりあえず撮っただけ。
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お、仁寿峰(インスボン)!!
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左に行けば頂上の白雲台(ペグゥンデ)1.8km。
0.4km行けばハルジェ、こじつけ訳では1日峠。
ここに行けば仁寿峰に相対する。
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花崗岩の巨石がゴロゴロ
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ボルダリングにいいのかも知れないがコースアウトはNGだ。
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来た!
ハルジェからの仁寿峰
向かって右の方から簡単なルートで登ったことがある。
もう少し若い頃来ていれば・・・
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ハルジェから右に行けば200mでヨンボン(迎峰か英峰か)
もちろん左のトラバース気味の道をたどる。
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植民地時代の登攀記録は知らない。
朝鮮戦争後アメリカ人によっても登られた。
フリークライミング教祖?原理主義者!?で有名なイボン ショウイナードの開いたルートもあるという。
もちろん韓国人が拓いたルートも沢山ある。
70年代のフリークライミングウェーブの勃興で、日本には無い花崗岩のがっちりしたこの岩壁は隣の道峰山の岩壁とともに日本人クライマーも注目するようになったし、雑誌にも紹介された。
当時訪れた日本のクライマーはこの国のフリークライミングの能力の高さに驚いていた。
もっとも日本では冬の雪の多さそして韓国には無い3,000mを超える山、脆い岩場のクライミングなど日本の条件のなかで鍛えられた独自の登山スタイルがあったのではあるが・・
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左登山口、右頂上
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単なるルート図ではなさそうだ。
もっとしっかり写真を撮っておくべきだった。
コキリ、象というルートがある。
なるほど岩が象に見える。ってわかるかなぁ・・・
一番下の横書きの部分を見えてるところだけを訳してみると・・
・・は韓国地質資源研究院 技術諮問(2015.8.20~10.16)報告書を基準に作成したもので、上記10区間の登攀時は特に注意され・・・とは何のことかな??・・・
ちなみに私が登ったルートは2010年夏のH:コドク(孤独?)ルート。
さして難しいところではなかったが・・・
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北漢山仁寿待避所、警察山岳救助隊の詰所と避難小屋を兼ねているのかな。
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仁寿庵
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真下から仁寿峰
下部は45度くらいのスラブ
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登山道に雪が現われはじめた。
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谷の反対側にも大きな岩
落葉している樹林なので見通しがいい。
大きな岩があちこち・・
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登山道のすぐそばにも傾斜の緩い花崗岩のスラブ(一枚岩)
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仁寿峰の裾に沿って登る
山道が氷になっている。
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階段もある。
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登れそうなスラブが登山道までせり出している。
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危険、寄りかからないで・・
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小さな氷瀑。
いかに寒いところか・・・
市内でマイナス15度以上も下がる土地柄
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蒼氷!
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蒼氷の上の道。手すりが無かったら大変だ。
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白雲山荘(ペグゥンサンジャン)到着。
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ベルリン五輪マラソン金メダリスト孫基禎(ソンキジョン)の揮毫による看板
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昨日少し飲み過ぎて・・・喉が渇いたので水とビールを所望。
朝飯は食べていない。
朝飯代わりにビールはここで一気飲み!
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傾いた岩が上に・・・
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右から来て左に上がっていくのだが、ここを右に曲がると밤골(パムゴル/栗谷)という道があるのか・・頂上の白雲台と仁寿峰のコルに上がるのかな・・
昔のことは忘れてるわ・・・
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白雲峰門、白雲台と万景台(マンギョンデ)のコルに出た。
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ここから頂上まで急峻な岩登りである。
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なっルホド!
何年か前に北漢山を巡るトレイルが整備されたと聞いてはいたがこんなにあるのか!
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頂上へはここからまず城壁に沿って登る。
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クライミングをしているパーティはいないようだ。
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仁寿峰(インスボン)
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無名岩塔のクラックにかかる細い氷
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手すりもあるが足場もある。
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ソウル市内方面に連なる山並み。
道があるのか無いのか知らないが、縦走も大変そうだ。
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地下鉄4号線沿線のこの辺りは山と山に挟まれてはいるが、盆地状に幅広い谷を形成しており対岸には水落山(スラクサン)や仏岩山(プラムサン)が連なるはずだが・・・
今日はあいにく視界がきかない。
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白雲台(ペグンデ)へ向かう途中から振り返って見た万景台(マンギョンデ)
万景台は登山禁止と聞いたが・・果して・・・
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頂上はすぐそこ
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今日のようなコンディションでは手すりは要らないところもあるが、ひどい混雑時にはやはり必要になってくる。
それほどこの山の人気は高い。
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見よ!
このパワー!
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正直、階段が無いとちょっと怖そうなところ
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高度感もあり
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崖っぷちな二人
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どんどん後続が・・
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花崗岩の塊、仁寿峰も迫力だ!
仁寿峰の頂上からの下降は雪の残っている付近からその真下のハングあたりを白雲台とのコルまで60mワンピッチの懸垂だった。
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先ほどの白雲山荘が見える
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白雲台一円の毀損地復元案内、つまり破壊された緑の復元を図るということだ。
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ハングルを読むのは疲れるがこの山の説明のようだから自分のために訳してみよう。
人名や地名は全く知識がなく漢字を捜すのが億劫なので音読みだ。
曰く、
三角山(北漢山のことだろう/訳者註)は白雲台836.5m、人寿峰(仁寿峰のこと/訳者註)810.5m、万景台787mで構成されている。高麗の首都、開城(ケソン)から見た時、まるで三つの角に見えることから三角山と呼ばれるようになったという。高句麗の東明王の王子のオンジョとピリュが南の方に下って来てハンサンに至りプア岳に登り住む所を見つけたという伝説があり、このとき登ったプア岳が三角山を指しているのだという。
三角山の山嶺はジュラ紀(1億8000万年前〜1億3500万年前)の末に形成され、大宝花崗岩(黒雲母花崗岩あるいは花崗閃緑岩で成っている。それぞれ形成は別にするも半球形の形態を見せながら山の斜面の傾斜は大体70度以上に達する。
主峰の白雲台の頂上には約500㎡の平坦なところがある。
数百人が一度に座ることが出来、眼の前にパーッと広がる周辺の景観を楽しむことが出来る。
白雲台の東に位置する仁寿峰は、角のような形の岩が一つグッと突き出た形をしており岩壁登攀を行うところとして有名だ。
東南に聳える万景台は国望峰と呼ばれた。万景台には無学大師にまつわる話しがある。太祖 李成桂の王師である無学大師が朝鮮の首都候補地を訪ねて巡礼するとき白雲台から脈をたどり万景台に行こうと西南方向をに進みピボンに至ったという。そこに一つの石碑がありそこには「無学が道を間違えてここに来た」と書いてあったので道を替えて下って行き宮城地(今の景福宮)を決めたという。

以上、わかったような解らないような拙訳だ。
しかし、パンフレットに載せればいいようなものを頂上に看板立てなきゃ行けないのかなあ・・
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こんな写真の看板も・・・
ま、それぐらい人が多い山だということにしよう・・
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確かに頂上から一段下がったところは広々とした緩やかな傾斜のまあ、平坦地である。
昔、家人と来たとき、目の前の二人が真夏の陽射しの下で靴を脱いで裸足になりツマミをつまみながら居酒屋談義で盛り上がっているのを見て、ああ、ここはやっぱり韓国だなあとしみじみ思ったことがある。
そう、思い出した・・・
家人と登ったとき、登山口でキュウリと水2L買ったつもりだったが、喉が渇いて、開けたら水ではなくてナンと焼酎でビックリしたことを思い出した・・・そんなもん店に置くな!と思ったが、そんな国だ。
それでも山に来る人たちがワイワイと楽しそうな姿を見るのも慣れてしまえば却って面白い。
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またややこしい看板。
日本からの独立をめざした1919年の3.1独立運動にかかわった人たちがその事実を後世に伝えようと、頂上の岩に刻み付けたもののようだ。
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高陽(コヤン)市の郷土遺跡32号に指定されているとのこと。
今でこそ日本人歴史研究者の論文も沢山あってその気になれば調べる事も出来る。
しかし当時いつ果てるとも無い植民地朝鮮の絶望と希望がここにあるようだ。
日本の官憲はこれを見逃していたのか、気づかなかったのか・・・
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頂上だ。
風強し!
しかし真冬というか数日前の痛さは無い。
国旗がはためいているが国旗なるものあんまり好きではないので撮らず。
俺の国旗はポケットのハンカチさ(頂上でなぜチロルの旗を掲げないのかと問われ)・・・
イタリアとオーストリアに引き裂かれたチロル王国。
イタリア南チロルのラインホルト メスナーの、国よりも心の自由、そんな言葉にいたく共感する私だ。
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日陰で休憩するパーティ
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花崗岩だらけ
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南のソウルの方面にも興味深い山岳の稜線。
ネットで調べたらあそこからここまでの丸一日の縦走コースがあるではないか!
よし、次は・・・
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ちょっとアップ。
ようし次はあの辺りを目指そう!
1,000mに満たないのに険しそうな稜線にそそられる。
なあに・・たかだか7〜800mの山並みだ、頑張るぞって・・・
いつ行けるかなあ・・
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展望が利かない
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岩の好きな人たちにはたまらないだろうなぁ・・・
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続々登って来る。背景は仁寿峰
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万景台
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奇岩
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すれ違いの道はこの通り
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自動車用?機械用のベルトを再利用ってこれだけ使うなら新品かな・・・
滑らないのでホッとする。
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白雲山荘まで降りてきた。
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宿泊も出来る立派な小屋だ。
ここで寝泊まりして仁寿峰を登った昔の日本の記録を雑誌で読んだものだ。
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朝飯を食べてないのでウドンを注文した。
おばあさんが一人で店番。
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ベンチに置いてあった雑誌。
見出しは、落照野営山行、オートキャンピング忘年山行・・・
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ボルダリング女子
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ウドンが出て来た!
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暖かいウドンが嬉しいね。400円だったか500円だったか・・・忘れた・・・
有り難い!夏には皆豆腐キムチやチヂミを食べてたなあ・・・
大繁盛だったのにさすがに冬の平日・・こんなものかしら
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外のテラスでも・・
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お寺
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下りは早い
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仁寿峰の秀麗な姿。
ここはロッククライミングでしか登頂できないようだ。
私のようなヘナチョコでも行ける人に優しいルートもある。
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ヨンボン・・
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ヨンボン(迎峰か英峰か・・)200mなら行かねばなるまい。
下の看板は、六角亭公園までは解る。
そのあとのチキムトとは??守りの場所という事になるが・・・2.8km
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ホオジロがすぐそばまでやって来た。
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岩のカケラ、外見と中身
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頂上まで200mとは思えない長い距離!
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左は万景台、右は仁寿峰。
白雲台は隠れて見えない。
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私はハルジェ(1日峠?)200mに戻る。
右に行けば六角亭公園ナンチャラに行く道2.6km
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ダイクとよばれる筋。
固まった花崗岩にマグマが噴き上げて来て割れ目に入り込んでこんな筋が出来るという事らしい。
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南に連なる山稜がいいね。
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ヨンボンの頂上にはヘリパッド。
軍事用だろうな・・
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北の方
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北側・・向こうにも立派な岩塔が見える。
その向こうには道峰山がある。北漢山と尾根続きとはなっているが・・・
道峰連山には仁寿峰に勝るとも劣らない規模の大きい岩場が展開する。
又行けるかなあ・・・もっとも見るだけ・・・
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さ、別れを告げよう
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戻って来た。
登山口までもうすぐだ。
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イノシシ注意 参考までに訳

冬の繁殖期は餌の確保などで乱暴になる事を考慮して下記事項を考慮されたし・・
1、イノシシに遭遇したら下記のように行動して下さい。視線を合わせないまま(いきなり)背中を見せてはダメ。ゆっくり後ずさりして視野から逃れよう。
2、夜間山行は止めましょう。(全体 国立公園 入山時間試行中)
3、正規のコースだけを利用して下さい。
とのこと。
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登山口
ここまでスッキリ落葉樹林、かえって見事だ。
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タクシー捕まえにお寺の入口まで来たが、タクシーを捕まえられなかった。
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山門の両側に
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ここを通り過ぎる人たちは深々と礼をする。
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渓谷には氷瀑が・・・
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充分登れそう!
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バス停に停まったタクシーに寺帰りのおばちゃんたちと相乗り。牛耳洞まで登り1人200円だったのが今度は100円。
水踰駅まで行ってくれと言ったら今から昼飯だと断られた。
どうも牛耳洞と登山口の間しか営業していないようだ。
なにかヤバいことがあるのかも知れない。
タクシーから降りたら丁度バスの駐車場から市内行きのバスが来たので飛び乗った。
交通カードをかざしたがエラーのようだった。
後で知ったが残金が足りなかったようだ。
運転手さんは何も言わない。
私もとぼけて何食わぬ顔してシートに座った。
(良い子はマネをしないで下さい。)
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山友さんから地下鉄景福宮駅の4番出口で待っているという連絡が来たのでとりあえずそこを目指すことにした。
バスは少し時間がかかっても街の風景が見れるから好い。
4号線の内側にまた北の方に伸びる地下鉄が工事中だ。
牛耳洞まで地下鉄で行けるようになるので北漢山ヘ行くにはとても便利になる。
苦手な地下鉄の乗り換えは増えることだろう・・・
又行くかどうかはわからないが、行くなら仁寿峰とも対峙したいし。
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などととりとめないことを考えてたら・・・
バスの行き先に光化門(カンファムン)と書い てあったので安心していたが、その手前の曹渓寺の方に左折したので慌てて降りた。
地下鉄の光化門駅を通るバスらしい。
エラーのカードでキセルをしてしまったようだが・・・

伝統衣装のコスプレが流行とか・・・
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こうして登りたかった北漢山には登ったがいつもと同じルートのうえ展望が利かなかったので、南漢山城と同様なにか物足りない気持は否めない。
もやもやした気持は何としたものか・・
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ここから待ち合わせの場所はもうすぐ・・・
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タクシーで「尹東柱文学館」へ・・・

尹東柱で検索すればサイトはドッと出てくる。

有名な「序詞」についてこの方々の文が目に着いたので・・・
http://www.eonet.ne.jp/~koreanya/02shi1/shiron1-YoonDongJyunoJyoshi.htm
http://homepage2.nifty.com/taejeon/Dongju/dongju-1.htm

ここは仁旺山、北岳山のコルにある。
以前来たことがあるが山登り優先で入らなかった。
今回、ソウルで彼の映画を観て来ようと思った次第。
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昔の配水場の加圧施設を尹東柱文学館に改築したものだが規模はとても小さい。
入ったところに史料の展示室がワンルームあり、その奥には・・・
古い貯水タンク2つをそのまま使っている。
一つ目を入ったところは天蓋を抜き、その奥の一つはそのまま暗い部屋にしてある。
彼が収容されていた福岡刑務所の独房と、刑務所から見える切り取られた空を連想させる。
文学館そのものは小さな規模だが、周辺は詩人の丘として整備されている。
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街に戻り・・・
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体調の良くない山友さんが鐘路の一画にあるこの店に行きたいというので・・・
ここの鶏鍋(タクハンマリ/鶏一羽の意味)は辛くないし、旨い!
東大門が本場らしいが・・・
早めの夕食をここで済ませて今日はおとなしく宿に帰ることにした
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夕暮れ迫る鐘路タワー
この建物が出来た15年くらい前?はこの辺りで一番高い建物だったが今では影を潜めてしまった。
それぐらい変化が激しい街だ。

さあ宿に帰って荷物をまとめればあとは寝るばかり・・・
明日は日本、我が家だ。
また日常がはじまる・・・