昨夜は酔いつぶれて目が覚めたら5時だった。
岳友とは7時半から8時の間に鈴鹿スカイラインの冬季ゲート前で待ち合わせ。
急いでおむすびを握り、お茶をつめカメラと衣類を少しだけ持って取るものとりあえず急いで家を出た。
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新川中橋のたもとで矢田川堤防左岸をUターン気味に・・
するとちょうど猿投山の南から日の出!
41号線に入って橋を渡り楠インターから名二環に上がった。
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四日市インターを出てそのまま湯の山に向かったが・・
やや不安を感じてコンビニでコーヒーとパウンドケーキとスポーツドリンクを補給した。
8時前ゲートに着いたら道路の両横には車が一杯。
岳友の車の後のスペースにムリヤリ割り込み駐車した。
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彼も少し前着いたところだという。
40年物のヘンケモンブランは登山グッズのシーラカンス!
おそらく彼が地球上で最後の愛用者だったのではないか?
私もかなりいい状態で持っているが、履く気にはなれない。
岳友はついにヘンケモンブランから新調のマムートの3シーズン用に乗り換えた。
先日鈴鹿の釈迦ガ岳に行っているので今日で二度目のお出ましだ。
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ポツポツと登山者が上がって行く。
山旅ロガーによれば歩き出しが標高368m。
ここからスカイラインを忠実にたどり武平峠から鎌ヶ岳に上がるのだという。
かなり冷えた。
道路上の雪が溶けて濡れているところは凍結しているので滑らないように注意しなければならない。
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スカイラインからはこの橋を渡って裏道の入口になる。
この橋は谷の上20mくらい上のところにかかっている。
昔、岳友がこの欄干の上をスタスタ歩いた時は俺もビックリ!
しかし当の彼はあまり記憶にないらしい。

橋を渡ったところで誰かの大きな悲鳴。
裏道に上がる急坂が一面凍結していて誰かが思い切りコケタらしい。
まともに何処かを打ったと叫んでいたが幸い大事には至らなかったようだ。
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動物の足跡も・・
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上の駐車場と言っている湯の山温泉から詰めた駐車場もかなりの車だった。
その駐車場から中道の入口付近まで工事中だ。
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道路の中央に深い溝を掘っている。
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この辺りは道路が狭いからか山を削って道路を拡幅するようだ。
そのために落ちてくる岩石を防ぐため一旦フェンスを設ける工事だと言う、
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そこを越えて行くと道路は一面雪に覆われキレイに引かれた轍が・・・同じ車で左は登り
右は下りの轍だろう。
見ての通り余りにも完璧なパラレルトレイル!
もちろん4輪駆動での仕事だろうが、
運転技術も素晴らしい!
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スカイラインから三ツ口谷の入口へ・・一人のハイカーが入って行った。
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この芸術的なパラレルトレイル全く乱れがない!
そこを轍に頼って爺さんたちはあらぬことを喋り続けてノンビリ辿る。
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御在所の表道入口
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この日は一日中無風快晴。
1030Hpa超えるの強力な高気圧の真っただ中だ。
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ついに四駆の轍が消えた。
そこからは処女雪の世界・・なんて・・

今日びはこんな場合「処女」なる言葉は使われなくなったようだ。
女性の貞操を有り難がる男上位社会の考えは今や唾棄すべきモノというわけか・・・
処女飛行、処女航海、処女作、処女峰・・・etc
こうやって見れば「処女」なることばチト恥ずかしいなあ・・
われわれもこんな考えに何の疑いなく冒されていたというわけ!?
ジャズピアニストのハービーハンコックの「ボンボヤージュ」も処女航海と訳されてったっけ・・・

と思いつき、そういえばトニーザイラーの映画の主題歌「白銀は招くよ」って日本では・・

♪ 処女雪ひかる ひかる・・・♪
https://www.youtube.com/watch?v=uihtBcnMUnY

などと何の億面もなく歌われていたなあ・・
あれはどうなっているだろうとyou-tubedeで検索してみると・・
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ナンと歌詞がごっそり変わっていた!!

♪ 雪の山は ともだち・・♪ 
https://www.youtube.com/watch?v=ViEUBrcNDws
になっているではないか!

ワシはやっぱり古い人間、
♪ショジョユキひかるひかる・・
と歌っちゃうだろうな・・・

ついでに言えば差別語と言われる言葉が歌詞につかわれていた昔の言葉はこっそり変えられている。
笠置シズコの「買い物ブギ」最後
♪ わたしゃ ツンボで聞こえまへん・・

♪ わたしゃ 耳が聞こえまへん・・に。

吉田拓郎「ペニーレインでバーボンを」の一節
♪ 見ているものは いつもツンボさじき・・・を
♪ 見ているものは いつも蚊帳の外・・・
とライブでは歌っているようだ。
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なら、そんな悔恨をこめて今日は、童貞雪じゃ、ってつぶやきながら・・・

東多古地谷出合。
以前東多古地谷の氷瀑を1984年に登ったとか書いたことがあったがここではないな。
もっと下の方にあった小さな滝がスカイラインのそばに落ちているところだった。
その冬は凄く寒く御在所も雪が多くて冷え込んだ年だった。
税理士センセイ・・そのころは勉強しながら私と同じ会社でトラック野郎をやってかも知れない。
錫杖の3ルンゼを登った勢いでここに来てそ東多古地谷に行くつもりが、その氷柱を登り出したら
ずうっと上まで続いていて2ピッチ登って時間切れで降りてきた記憶。
もちろんリードは税理士センセイ・・
スカイライン界隈であんな氷瀑が出来るのは何十年に一度だろうなあ・・・
この東多古地谷も南向きながら何段かの滝を有し条件が整えば結氷することがあるようだ。
登攀記録もあるという。
ま、今さらそんなところに縁もゆかりもないが・・・
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道路端の点滅マーカーか・・・
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スキーにシール貼って武平峠まで歩いて、そのままノンビリ滑って降りることも考えていたが実現せずに終わった。
この傾斜なら新雪でも何とかなるだろうに・・
なだと岳友とだべりながらノンビリ登って行く。
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我々の足跡だ。
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時間など気にしなくてもよい。
ノンビリ行こうや。照り返しもキツいのでサングラス着用。
陽焼け止めクリームを忘れた・・
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土砂崩れで長い間通行止めだった現場
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道路端に寄り過ぎるとこんな落とし穴が待っている・・・
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はるか向こうに南アルプスが顔を出しているのだが・・
地元、木曽川の堤防から望見できる山のウオッチングを、地図とにらめっこしながら続けている岳友の説明を聞きながら山名の特定を試みる・・・
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・・・童貞雪は続く・・・
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ロープウェイ頂上駅が大分近くなってきた。
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武平トンネルに着いた。
車からここまで5.5km
登山道から上がってきた足跡一つがトンネルの中に消えている。
彼はどこに向かったのだろう??
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雪の重みで輪っかになった・・
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武平峠に上がって休憩だ。
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すると御在所から数人のパーティが降りてきて下山して行ったが・・
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一人は鎌が岳に向かう。
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武平峠、御在所、鎌の県境稜線は風が強いからこんな雪の造形だ。
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でも今日は風一つない!
気分は冬山、陽射しは春の暖かさ、まさしく俺の望む形だ・・・
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しかし、岳友と歩くとあれこれ話しが尽きんな・・
女優の池上季実子似の女性との胸キュン話は萌えたぜよ!
ゲスの極みの俺だったら・・・
ハハハ・・・有り得んやろうと、ツッコミが入りそうだな・・・

スピードは遅いが息は上がらない。
これも私の望む形だ。
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雨乞岳!
いいね!
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オリンパスのSH2はやはり右側がボケるなあ・・
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雪庇越しに鎌ヶ岳。
2月もこの頃になると陽射しはかなり強烈だ。
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だいぶ近づいてきた。
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雨乞、イブネ、クラシ遠望
今日は雲一つないなあ。
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御岳、乗鞍。
やはりファインダーは欲しかったなあ・・
次は本命だったあの機種の後継を狙おう・・・
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中央アルプス
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左から荒川、赤石、聖の南アルプス南部の巨人たち。
そしてその右に微かに上河内。
今日はこんな上天気かつ温度上昇。
水分が蒸発する濃尾平野、伊勢湾に靄がかかっている。
この靄が無ければ富士は見えただろうか?
今度はここでビバークしよかね。
明け方の放射冷却の時は空気が最も澄み渡るはずだ。
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ズームアップ
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雪庇も角が取れて・・・
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武平から鎌の登りは幾つかのピークを越えて頂上付近でグッと持ち上がる。
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おお、まだまだ・・・
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御在所岳
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ここをすぎるとガレ場の急な登りになる。
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も一度、雨乞、イブネ、クラシ
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頂上直下の日陰で憩う人
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無雪期は向かって右から回り込んで頂上に上がるが今日は雪があるのでそのままガラ場をつめる。
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直接頂上に出た!
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綿向山、雨乞岳
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御在所岳
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雨乞、イブネクラシ、御在所
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岳友Nと一緒に鈴鹿の御在所以外の頂上に立つのは初めての快挙(笑)
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水沢岳からZ字に鎌が岳に伸びる鎌尾根。
痩せた尾根の上り下りは相変わらず魅力的だ。
今シーズンまだ機会があるかなあ・・・来た人の話しによればずっと雪だったとのこと。
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入道岳
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鎌の頂上のたたずまい
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この人たち・・・じゃなかったが
ある3人パーティ・・
私たちがビールを飲んでいるのを見て・・・

「こんなとこでいいことやっていますね〜」(おめーら真っ昼間から楽しそうじゃネーカ)
「ここでビール飲まなきゃ行けないんですか?」(おめーら車だろうが、ビールなんか飲んで良いわけねーだろ、オラァッ)
「飲酒運転気をつけてくださいよ〜」(飲酒運転で挙げたら容赦しねーぞ、オラァッ)
的なこといわれて・・・

「お宅さんたち警察の方?」と尋ねたら一瞬怯んだ顔をして何も言わずそそくさ立ち去って行った・・
確かに・・・しかし我々の足で何時間も時間かけてチンタラ汗かきカキ下って行けば、車に着いたころはナンにも残ってないはず・・
良い子はマネをしないで下さい。
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無風快晴暖かい陽射しを一杯受けて、
昼ご飯たべて、ビール飲んで、景色を堪能して
ワシャ幸せだ!
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雲母峰
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綿向、雨乞
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帰路は長石尾根から三ッ口谷を下る。
一昨年11月に肝玉母さんたちと来た時のそのまま逆のコース。
アイゼンを持って来なかったので神経を使うわ・・・
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トレースはしっかりあり心強い、
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日陰の三ッ口谷に入るとヒンヤリとした名残り冬の様相。
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我々のノロい歩みに陽も大分傾いて・・・
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小さな淵は氷が張っている。
キレイだな。
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まだまだ気分は冬山の雰囲気
まるで日本庭園のような・・・
逆だね、こんな自然の風情が庭園に取り入れられているのだ。
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数日前の南岸低気圧は名古屋では冷たい雨を降らせたが鈴鹿では雪にになっていたようだ。
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いい雰囲気感である。
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おおっ〜ピッケルとアイゼンがあれば遊べる!
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やがてスカイラインに戻る。
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誰かが犬を連れてきたのだろうか・・
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湯の山の観光目玉にというスカイラインと温泉を直接結ぶ夢の架け橋を建設中!
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果たして凋落する湯の山の温泉の起死回生の切り札となるか・・
大方は悲観的である・・・
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車も残り少なくなって・・・
8時間を超えるトリップも終わりを告げる。
歩行距離は12.2km

岳友Nよ今日はありがとう。
これからもよろしく!

それからあれも・・・