3時を回ると小屋の中はごそごそ起き出す。
私の横の男性は気配も感じさせず、私が目を覚ましたらいなくなっていた。
私は横になったまま、今日の行動予定を頭にめぐらせながら、どう動くべきか考えた。
朝食は食べず行動食と水をを持って聖を往復しよう。
アタックザックをを持っていないので、残りの荷物はビニール袋に入れて小屋に置いていこう。
降りて来て余裕があったら小屋で朝食を食べてから茶臼に向かおう。
頂上往復5時間、さらに茶臼小屋まで5時間、体力の無い今の私にはそれぐらいかかるはずだ。
さっそく行動に移る。
ごそごそ起き出したグループが火を焚き朝飯の支度をしている中、身支度を整え荷物をまとめて小屋を出た。
3:50 ヘッドライトを点けて小屋出発。
オリオン座とお月さんが上河内岳の方向に・・
日の出前の富士。
東北Tのグループ。
上河内から光に至る稜線。
5:17
小聖岳2662m到着。
すでに陽は昇っている。服装の早朝バージョンから昼の行動バージョンに変えているようだ。
小聖にも続々人が登ってくる。
今日は湿気が多いのか、大気が靄っている。
ここまで登ってまたあそこから登り返しか・・・
小聖岳を振り返る。
頂上をズーム
6:25
ようやく頂上到着
あれ、なんで赤石岳を背景にいれなかったんだろう・・・
オッこれは背景が赤石岳!
山並みを越えていく南アルプスの縦走はロマンだなあ!
兎岳。
向こうのとんがり帽子のような山はシラビソ高原の奥にある奥茶臼山だろう。
百間洞の小屋をズーム
奥聖に向かう稜線。
私は後のことを考えて奥聖はパス。
すでに何人かは奥聖に向かっていた・・・
6:50
さあ、頂上も賑やかになって来たところで退散。
聖平の小屋がチラリ。
頂上へ登る人と行き交う。
荒々しいルンゼが薙ぎ落ちている
対岸の岩壁に咲く花
同じく・・
私は岩壁フェチだが登る気にはなれない壁
兎岳2818m
先日訪れた、しらびそ高原のロッジをズーム。
紅葉の季節寒くなったら行きたい。
7:33
小聖まで戻って来た。
いろんな高山植物の花が目を楽しませてくれる。
至る所にお花畑
8:11
薊畑まで戻った。
頂上往復している人たちのザックだろう。
この人たちは易老渡に下る人たちだと思う。
小屋に着いて野外テーブルで朝食。
といってもラーメンと残り汁に卵粥をぶちまけてほとんど猫マンマである。
9:00
茶臼に向けて出発
上河内岳までの距離が長そうだ。
聖には雲がかかりはじめた。
しかし・・・上河内への道は聖の人の多さに比べてなんて静かなんだろう・・・
マイペースで登りながら心が落ち着いてくる。
聖平から上河内の標高差は500m。
なだらかなところもありそのせいか遠く感じられるが気持いい道だ。
昨日からよく目につく紫色の花。
調べたらいずれ名前を付け加えよう。
(トリカブトだと読者から指摘を受けた)
10:45
やれやれ、南岳
この辺りで急にお腹が痛くなり・・
誰もいないのを見計らって草むらの蔭にまぎれて用を足した。
昨日もそうだったがやや下痢気味。
疲れすぎると消化不良をおこしやすい体質だが・・・
市販のインスタント麺も好きなのだが相性が悪いのでオーガニック系の麺を選んだりしているのだが・・・
さっぱりしたところでお花畑を見ながら行動再開。
上河内ヘの尾根は二重尾根になっている。
U字谷、末端の方には小さなモレーンのような盛り上がり・・
ここは昔小さな氷河だったのかなあ?
ガスに巻かれて一休み。
直射日光に晒されないのでありがたい・・
11:20
11:35
夕立が来なければいいが・・
昔日の岳友Nが南アルプスの単独縦走を果たしたときの記録・・
上河内から聖平に向かう途中のことだ・・
「・・・遠雷を聞けたと思う間に、実に雷雲の中にいるではないか」
「眼下の雲の中を真横に雷光がツンザク。光も音も同時だ」
「パチンコ大の雹が顔へバシバシ当たる」
やっとのことで樹林帯に飛び込みホッとした途端
「頭の真上で、ドカン、バババン」
「上河内の頂上で湯を沸かしはじめていたオッサンはどうしたことであろうか?」
笑い事じゃない。
まあ、そうなったら運を天に任せるしかないか・・・
長居は無用
三角点
上河内を振り返るも・・
竹内門
どんなふうに堆積してどんな力が加わってこんな形になったのだろうか・・
幸い夕立雲ではなさそうだ。
窪地の草原
亀甲状土といわれているところだが知識の無い私にはどのようなものなのか見分けられなかった。
13:13
茶臼小屋への分岐
13:25
茶臼小屋到着。
早い時間に入れて良かった!
今日の行動時間は10時間弱。
こんな天気なので肌寒い。
チエックインして・・
二階のあてがわれたスペースで荷を解く。
ビールをそそくさ飲み、早めに夕飯を済ませて横になった。
聖平で気配無く起き上がり立ち去った隣の男性が先着していた。
今日は頂上で御来迎のつもりだったが小聖で日の出になった。
明日は茶臼岳頂上で御来迎ですとのこと。
ヨシ!いいこと聞いた!オレも倣って御来迎だ。
最近、御来迎はどうでもいいと思っていたが早く動けば早く帰れる。
明日は下山日だ。
聖から上河内・・・今日一日を振り返りながら充たされた思いで夢の中に入った。
私の横の男性は気配も感じさせず、私が目を覚ましたらいなくなっていた。
私は横になったまま、今日の行動予定を頭にめぐらせながら、どう動くべきか考えた。
朝食は食べず行動食と水をを持って聖を往復しよう。
アタックザックをを持っていないので、残りの荷物はビニール袋に入れて小屋に置いていこう。
降りて来て余裕があったら小屋で朝食を食べてから茶臼に向かおう。
頂上往復5時間、さらに茶臼小屋まで5時間、体力の無い今の私にはそれぐらいかかるはずだ。
さっそく行動に移る。
ごそごそ起き出したグループが火を焚き朝飯の支度をしている中、身支度を整え荷物をまとめて小屋を出た。
3:50 ヘッドライトを点けて小屋出発。
オリオン座とお月さんが上河内岳の方向に・・
日の出前の富士。
東北大学のTシャツを着た人を交えた3人組に追い抜かれる。
2人は大きな荷物を持っているので聖を越えて北に向かうのだろう。
東北大Tは聖往復後下山するようだ。
大分明るくなって来た。東北大Tは聖往復後下山するようだ。
東北Tのグループ。
上河内から光に至る稜線。
5:17
小聖岳2662m到着。
すでに陽は昇っている。服装の早朝バージョンから昼の行動バージョンに変えているようだ。
小聖にも続々人が登ってくる。
今日は湿気が多いのか、大気が靄っている。
ここまで登ってまたあそこから登り返しか・・・
小聖岳を振り返る。
頂上をズーム
6:25
ようやく頂上到着
あれ、なんで赤石岳を背景にいれなかったんだろう・・・
オッこれは背景が赤石岳!
山並みを越えていく南アルプスの縦走はロマンだなあ!
兎岳。
向こうのとんがり帽子のような山はシラビソ高原の奥にある奥茶臼山だろう。
百間洞の小屋をズーム
奥聖に向かう稜線。
私は後のことを考えて奥聖はパス。
すでに何人かは奥聖に向かっていた・・・
6:50
さあ、頂上も賑やかになって来たところで退散。
聖平の小屋がチラリ。
頂上へ登る人と行き交う。
荒々しいルンゼが薙ぎ落ちている
対岸の岩壁に咲く花
同じく・・
私は岩壁フェチだが登る気にはなれない壁
兎岳2818m
先日訪れた、しらびそ高原のロッジをズーム。
紅葉の季節寒くなったら行きたい。
7:33
小聖まで戻って来た。
いろんな高山植物の花が目を楽しませてくれる。
至る所にお花畑
8:11
薊畑まで戻った。
頂上往復している人たちのザックだろう。
この人たちは易老渡に下る人たちだと思う。
小屋に着いて野外テーブルで朝食。
といってもラーメンと残り汁に卵粥をぶちまけてほとんど猫マンマである。
9:00
茶臼に向けて出発
上河内岳までの距離が長そうだ。
もうゆっくり行くしかない。
腹を決めて登り出す。
樹林帯は脱したようだ。聖には雲がかかりはじめた。
しかし・・・上河内への道は聖の人の多さに比べてなんて静かなんだろう・・・
マイペースで登りながら心が落ち着いてくる。
聖平から上河内の標高差は500m。
なだらかなところもありそのせいか遠く感じられるが気持いい道だ。
昨日からよく目につく紫色の花。
調べたらいずれ名前を付け加えよう。
(トリカブトだと読者から指摘を受けた)
10:45
やれやれ、南岳
この辺りで急にお腹が痛くなり・・
誰もいないのを見計らって草むらの蔭にまぎれて用を足した。
昨日もそうだったがやや下痢気味。
疲れすぎると消化不良をおこしやすい体質だが・・・
市販のインスタント麺も好きなのだが相性が悪いのでオーガニック系の麺を選んだりしているのだが・・・
さっぱりしたところでお花畑を見ながら行動再開。
上河内ヘの尾根は二重尾根になっている。
U字谷、末端の方には小さなモレーンのような盛り上がり・・
ここは昔小さな氷河だったのかなあ?
ガスに巻かれて一休み。
直射日光に晒されないのでありがたい・・
11:20
上河内岳頂上への分岐点。
頂上は縦走路から少し外れる。
スローペースである。11:35
やっと頂上到着。
人は数人。
聖も雲にまかれた。夕立が来なければいいが・・
昔日の岳友Nが南アルプスの単独縦走を果たしたときの記録・・
上河内から聖平に向かう途中のことだ・・
「・・・遠雷を聞けたと思う間に、実に雷雲の中にいるではないか」
「眼下の雲の中を真横に雷光がツンザク。光も音も同時だ」
「パチンコ大の雹が顔へバシバシ当たる」
やっとのことで樹林帯に飛び込みホッとした途端
「頭の真上で、ドカン、バババン」
「上河内の頂上で湯を沸かしはじめていたオッサンはどうしたことであろうか?」
笑い事じゃない。
まあ、そうなったら運を天に任せるしかないか・・・
長居は無用
三角点
上河内を振り返るも・・
竹内門
どんなふうに堆積してどんな力が加わってこんな形になったのだろうか・・
幸い夕立雲ではなさそうだ。
窪地の草原
亀甲状土といわれているところだが知識の無い私にはどのようなものなのか見分けられなかった。
13:13
茶臼小屋への分岐
13:25
茶臼小屋到着。
早い時間に入れて良かった!
今日の行動時間は10時間弱。
こんな天気なので肌寒い。
チエックインして・・
二階のあてがわれたスペースで荷を解く。
ビールをそそくさ飲み、早めに夕飯を済ませて横になった。
聖平で気配無く起き上がり立ち去った隣の男性が先着していた。
今日は頂上で御来迎のつもりだったが小聖で日の出になった。
明日は茶臼岳頂上で御来迎ですとのこと。
ヨシ!いいこと聞いた!オレも倣って御来迎だ。
最近、御来迎はどうでもいいと思っていたが早く動けば早く帰れる。
明日は下山日だ。
聖から上河内・・・今日一日を振り返りながら充たされた思いで夢の中に入った。
コメント
コメント一覧 (1)
ご指摘ありがとうございました。
トリカブト、そうですね。
高山植物の名前を少しでも覚えようとしているのですが..
いろんな偶然があるものですね。びっくりしました!