旧岳友と再会してからほぼ一年になる。
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岳友の同人に参加し、御在所に通い出したのが1973年。
年長者のいない同い年の同人は先輩とか後輩といった上下関係の意識が薄く、私には居心地が良かった。
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反面、既成の山岳会に見られる組織として蓄積されたノウハウや底力には欠けるものがあったことは否めない。
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日向小屋を根城にして毎週御在所の藤内壁に通いながら、いっぱしのクライマーを気取っていたのは今思えば噴飯モノだが、まあ若気の至りというところだ。
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その後、私は別の山岳会にもかかわることになったのだが・・
私自身の事情もあって登山活動から身を引いたのが80年代後半。
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岩登りに縛られた登山活動だったが冬季登攀などの達成は皆無ではないがさしたる実績は無い。
組織の底力のない、われわれの同人の限界だったのだろう。
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それでも青春ともいえる人生の決して短くない時期を共に過ごした我々にとっては忘れることの出来ない記憶が刻まれている。
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やり遂げることが出来なかったことも沢山あるが、大切な仲間を失うような遭難事故を免れたことはとても幸運だった。
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そんな我々が、還暦を迎えた数少ない後輩を一人迎えて日向小屋に集まることになった。
ひとえに岳友Nの骨折りのおかげだ。
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私は皆より一足早く日向小屋に到着し薪を積んだ。
夜の帳が降りてからまあ1時間も燃えれば・・というぐらい。
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少しずつ暗くなるなかで下山する登山者もチラホラ・・・
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ポツンと日向小屋の主のジムニー
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小沢イチローの風貌に似てきた後輩Kと約30年ぶりの再会。
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スキーが得意の彼だが膝の調子が良くないらしくスキーは控えているようだ。
もっぱら北アルプスを歩き、今年は天候の悪い中で剣にも出かけたという。
釣りにもよく出かけるとのことで、相変わらず多趣味である。
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鍋にこんな切り身の鱈じゃアカンとくさされたが、とても美味しい鱈だった。
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クライミング中心のNMと・・
今年の5月は御岳頂上からスキーで滑降したという親分のNS
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後輩Kは大分太ったなあ・・・
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髪の毛もしっかり、のK。
話し出せば昔と雰囲気は変わらない。
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小屋の主の梅田さんとカメラで月も撮る。
相変わらず目一杯の安物コンデジ。
絞りをマックス、シャッター速度1/250秒、ISO100ぐらいでなんとかこんなものだ。
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三脚を使わず手持ちでデジタルズーム適当。
手ブレ補正のおかげだ
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別の明るいレンズのついたコンデジで星空撮影
絞り開放、シャッター速度 15秒、ISO1600とか・・・適当・・・満月夜のせいか星の数も少ない。
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思い出話は尽きず、10時の就寝時間になったらグラス片手に屋外に出た。
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焚き火は気持ちが落ち着くものだ。
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話すことが無くても濃密な場が生まれお互いを包み込む。
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炎を見つめているだけでも心が充たされてゆく。
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一時間ぐらいと踏んでた焚き火パーティは・・・
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午前零時を回り・・・
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いつしか時間の感覚もなくなって・・
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なお燃え盛っている。
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夜が明けてきたのではなく、ISO10000で撮ると川原は明るく撮れる
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ISO32000では川原は昼のようだ。
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空には薄い雲がかかり、オリオン。
星空が撮れるコンデジはやっぱりいいなあ。
最近はカメラも安物2刀流である。
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そろそろ眠くなったか・・
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火が鎮火してきたのは午前2時を回ってからだった・・・
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火を始末して小屋に転がり込んで横になった・・・
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親分のNSは我々が起き出す前に帰って行った。
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残された我々は朝からプシュッとやって・・・
小屋主の梅田さんご夫妻の世話になりっぱなし。
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まあ・・・
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年内の再会を約束して散会。
野暮用がまっており私も適当にお先に下山。
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御在所の中腹の紅葉は今が盛り
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混合林の紅葉は織りなす錦秋といわれる。
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後輩の車にはゲバラの・・
彼の思想かファッションか・・・

昔の仲間はいいものである。
数年前までは連絡も取ろうとしていなかったのだが・・・