今冬は寒いといわれた。
しかし季節風が吹きつのって明日は雪かも・・寒いっ!
と感じたことは余り無い。
前日仕事で来た四日市から眺めた鈴鹿は冬というには余りにも無惨な姿だった。
夜明け前に家を出た。
考え事していたら四日市インターを通り過ぎてしまい、鈴鹿で下りた。
途中のコンビニで見かけたか細い月。
朝焼けの鎌ケ岳。
冬は何処に行ったんだろう・・・
宮妻峡の駐車場には私の車が1台キリ。
7時35分
それでも気を取り直して歩き出した。
あまりの雪の少なさに少し拍子抜けして、水沢峠から鎌尾根へ行こうかどうか迷う。
雪が降ってからまた出直せばいい、今日はカズラ谷から頂上を先に踏んでその時の気持ちで鎌尾根を歩くかどうか決めよう・・
2年連続冬に水沢から鎌尾根をトレースしているので今年はカズラ谷から登って見るのも悪くないと考えやっと歩き出した。
こんな地層、どんな力が加わったのだろう・・・
こういうのとても好きだ。
真冬とは到底思えない。
手許の高度計で800m前後まではほとんど雪がなかった。
朝の冷え込みは厳しかったが陽があたり、つららは溶けはじめている。
雲母峰への道に合流。9時15分
岳峠へのトラバースにはしっかりしたトレースが・・
岳峠到着。9時37分。
一休みして空荷で頂上に向かうことにした。
やわらかな山ひだの陰影
鎌が岳南壁。岩稜のトレーニングには面白いかも知れない。
ザイルはもちろん、ハーケンなどもあった方がいいだろう。
美しい鎌ケ岳。
しかし季節風が吹きつのって明日は雪かも・・寒いっ!
と感じたことは余り無い。
前日仕事で来た四日市から眺めた鈴鹿は冬というには余りにも無惨な姿だった。
夜明け前に家を出た。
考え事していたら四日市インターを通り過ぎてしまい、鈴鹿で下りた。
途中のコンビニで見かけたか細い月。
朝焼けの鎌ケ岳。
冬は何処に行ったんだろう・・・
宮妻峡の駐車場には私の車が1台キリ。
7時35分
それでも気を取り直して歩き出した。
あまりの雪の少なさに少し拍子抜けして、水沢峠から鎌尾根へ行こうかどうか迷う。
雪が降ってからまた出直せばいい、今日はカズラ谷から頂上を先に踏んでその時の気持ちで鎌尾根を歩くかどうか決めよう・・
2年連続冬に水沢から鎌尾根をトレースしているので今年はカズラ谷から登って見るのも悪くないと考えやっと歩き出した。
こんな地層、どんな力が加わったのだろう・・・
こういうのとても好きだ。
真冬とは到底思えない。
手許の高度計で800m前後まではほとんど雪がなかった。
朝の冷え込みは厳しかったが陽があたり、つららは溶けはじめている。
雲母峰への道に合流。9時15分
岳峠へのトラバースにはしっかりしたトレースが・・
岳峠到着。9時37分。
一休みして空荷で頂上に向かうことにした。
やわらかな山ひだの陰影
鎌が岳南壁。岩稜のトレーニングには面白いかも知れない。
ザイルはもちろん、ハーケンなどもあった方がいいだろう。
ま、へんな色気を出さずガリーを登ろう。ここにきて急傾斜の雪壁になると結構気合いが入るのだが、今年は拍子抜け。
鎌尾根の核心部。これを見たらやっぱり歩きたくなった。
頂上到着9時54分。
歩き出しから2時間半弱。
速くもないが老人にはこんなもんだろう。
歩き出しから2時間半弱。
速くもないが老人にはこんなもんだろう。
鎌尾根全景。Zの形に折れ曲がっている。
雨乞岳。美しいなあ。
昨年何度も行ったイプネ、クラシ。
冬に行ってみたくなる」。
雨乞も含めて一泊は要るだろう、一人じゃ不安だなあ。
冬に行ってみたくなる」。
雨乞も含めて一泊は要るだろう、一人じゃ不安だなあ。
ロープウェイの頂上駅をズーム
綿向山。私も少しずつ鈴鹿の山に詳しくなってきたぞ。
頂上に残された鳥や小動物の足跡
入道ヶ岳。
春のようだ。
頂上を後にして岳峠に戻り、万一を考えて、アイゼンとピッケルを装着した。
春のようだ。
頂上を後にして岳峠に戻り、万一を考えて、アイゼンとピッケルを装着した。
立派な鎌ケ岳南壁。
雪降った時とかロープつけて登ったら楽しそうだな、なんちゃって・・・
と思いながら鎌尾根を辿り幾つかピーク越えたら・・・
雪降った時とかロープつけて登ったら楽しそうだな、なんちゃって・・・
と思いながら鎌尾根を辿り幾つかピーク越えたら・・・
今日初めて会った人。
挨拶をかわした声でピンと来た。
恐るおそる「曽我さん、ですか?」と尋ねたらビンゴ!
私は昔、池下のお店でよくお世話になったものでと名乗ったら思い出してくれた。
先鋭的な活動を繰り広げている千種アルパインクラブの初代代表。
生みの、そして育ての親。
華々しい経歴を持ちながらも控えめで温厚な人柄は誰からも慕われている。
カリスマそのものだ。
私も遠くから尊敬の念を抱いていた。
挨拶をかわした声でピンと来た。
恐るおそる「曽我さん、ですか?」と尋ねたらビンゴ!
私は昔、池下のお店でよくお世話になったものでと名乗ったら思い出してくれた。
先鋭的な活動を繰り広げている千種アルパインクラブの初代代表。
生みの、そして育ての親。
華々しい経歴を持ちながらも控えめで温厚な人柄は誰からも慕われている。
カリスマそのものだ。
私も遠くから尊敬の念を抱いていた。
私より大分年長者のはず。
多分70歳を越えているはず。
それでこの風情!
アイゼンも着けていない。
いまだに第一線で登攀活動をされているご様子は年齢を感じさせない。
これぐらいの山でアップアップしている自分が恥ずかしくなる。
写真を、とお願いしたら気軽にOKして下さった。
今日は水沢峠の下にある氷瀑を登りにきたのだが氷が無くて・・・とおっしゃっていた。
この滝のことだろう。(2013年2月11日撮影)
ああ、やっぱりあそこを狙う人がいるんだ・・
多分70歳を越えているはず。
それでこの風情!
アイゼンも着けていない。
いまだに第一線で登攀活動をされているご様子は年齢を感じさせない。
これぐらいの山でアップアップしている自分が恥ずかしくなる。
写真を、とお願いしたら気軽にOKして下さった。
今日は水沢峠の下にある氷瀑を登りにきたのだが氷が無くて・・・とおっしゃっていた。
この滝のことだろう。(2013年2月11日撮影)
ああ、やっぱりあそこを狙う人がいるんだ・・
撮りましょうかとおっしゃるので・・一枚・・マア、こんな不調法なイデタチで・・・
せっかく曽我さんに撮っていただいた写真、恥を忍んで・・・
だって、稜線は風が強いんだもの・・って、何の言い訳?
今日出会った唯一の登山者が曽我さん、こんなところで出会ったのがとても嬉しい。
せっかく曽我さんに撮っていただいた写真、恥を忍んで・・・
だって、稜線は風が強いんだもの・・って、何の言い訳?
今日出会った唯一の登山者が曽我さん、こんなところで出会ったのがとても嬉しい。
心がほっこりしたところで曽我さんの足跡を逆に辿って稜線を進もう。
雨乞岳。山麓の雪が少ないが頂上付近はかなりの積雪があるようだ。
クラシ、イプネ。冬は一層ファンタスティックだ!
仙ガ岳の双耳峰を遠望
南鈴鹿の山々
水沢岳も近づいてきたとはいえまだまだ感。
鎌尾根を振り返る。
今年はなんでこんなに雪が少ないのだろう。
今年はなんでこんなに雪が少ないのだろう。
水沢岳から尾根を辿り鎌尾根の核心部に踏み出すところにこんなロープが張られた。これなら見通しの悪い時でも安心だ。
ここで90度右折して短いがガクッと下るところだ。
ここで90度右折して短いがガクッと下るところだ。
美しい鎌ケ岳。
ほぼ同じところから2012年2月初めの鎌が岳。
雪量の違いがありすぎだ。
ここから・・・
雪量の違いがありすぎだ。
ここから・・・
鎌の頂上をズーム。
安価なカメラのデジタル80倍の意地。
実は曽我さんの姿が写らないかと期待したのだがもうすでにここを後にされたようだ。
安価なカメラのデジタル80倍の意地。
実は曽我さんの姿が写らないかと期待したのだがもうすでにここを後にされたようだ。
水沢岳の頂上直下のガレ場が露出しているのも私にとっては初めて。
前回は嫌らしい雪壁だったのだが・・
前回は嫌らしい雪壁だったのだが・・
奇妙な風化した岩。
雨乞岳も見納め
水沢岳頂上。12時6分。
鎌が岳頂上を10時に出たので早くはないがまあまあだ。
看板が新しくなっているな。
頂上を少し下り風が弱くなったところでアイゼンを外しラーメンタイムとした。
切れかけたガスボンベを2つ持ってきたのだが火力が弱くてちっとも沸かない。
仕方ないのでボンベを付け替えてぬるいお湯にラーメンを放り込んだ。
沸騰3分で出来るなら6分かければ食べれるものになるだろう。
富士山だって100度には達しないがラーメンを食べている人もいる。
今にも消え入りそうなボンベで待つこと相当、何とか食べれそうなラーメンになったので口にかけこんだ。
相当時間を浪費したが、ここまで来ればどうってことない。
鎌が岳頂上を10時に出たので早くはないがまあまあだ。
看板が新しくなっているな。
頂上を少し下り風が弱くなったところでアイゼンを外しラーメンタイムとした。
切れかけたガスボンベを2つ持ってきたのだが火力が弱くてちっとも沸かない。
仕方ないのでボンベを付け替えてぬるいお湯にラーメンを放り込んだ。
沸騰3分で出来るなら6分かければ食べれるものになるだろう。
富士山だって100度には達しないがラーメンを食べている人もいる。
今にも消え入りそうなボンベで待つこと相当、何とか食べれそうなラーメンになったので口にかけこんだ。
相当時間を浪費したが、ここまで来ればどうってことない。
峠への下り道に雪は無い!
ここも看板が新しい。13時3分。
ラーメンでほんとに時間食ったなあ・・
ラーメンでほんとに時間食ったなあ・・
曽我さんが狙ってきた氷瀑は無惨な姿をさらしていた。
見る影も無い。
今年はこれで終わりだろうか?
それとももう一度寒波が来れば見事な氷瀑に変身するのだろうか?
それとももう一度寒波が来れば見事な氷瀑に変身するのだろうか?
13時52分
登山口林道着
登山口林道着
上の方にワイヤーを張り大木でプーリーをかませて方向を変え、手前の小屋で動力機を廻しケーブルを駆動しているようだ。
沢の上部で堰堤を作っているのだろうか。
この工事現場から冠山?冠岳の端正な山容を眺める。
駐車場手前のカズラ谷入口のせせらぎで、いつも山から下りたらそうするように、のんびりと泥だらけの靴やスパッツを洗った。
雪の少なかった鎌尾根だったが天候にも恵まれ、思いがけない人にも出会って気持ちが充たされた。
駐車場手前のカズラ谷入口のせせらぎで、いつも山から下りたらそうするように、のんびりと泥だらけの靴やスパッツを洗った。
雪の少なかった鎌尾根だったが天候にも恵まれ、思いがけない人にも出会って気持ちが充たされた。
風呂嫌いの私だが、今日こそはアクアイグニスでお風呂につかろうと車を向けた。
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