前日、一日中降り続いた雨は今朝まで持ち越したようだ。
天気予報では回復基調だがそれはあくまで人里の話。
前日思いついて一人で夜明けとともに家を出た。
山に来る道すがら見た伊吹から養老、多度、鈴鹿の山々には帯状の雲がかかって中腹から上はそれに隠れている。
天気予報では回復基調だがそれはあくまで人里の話。
前日思いついて一人で夜明けとともに家を出た。
山に来る道すがら見た伊吹から養老、多度、鈴鹿の山々には帯状の雲がかかって中腹から上はそれに隠れている。
8時20分、朝明駐車場着。霧のような小雨がぱらついていた。
今日は駐車場には誰もいなくて料金も徴収されない。
今日は駐車場には誰もいなくて料金も徴収されない。
この時間、わたしの軽自動車だけポツンと・・・
雪も消えてしまったのか、駐車場の片隅にほんの申し訳程度。
周囲の山を見渡しても前日の雨で大分雪が溶けてしまったのか、木々は黒々していて、真冬の感じからはほど遠い。
出発の段になってスパッツを忘れていることに気がついた。
ズボンの裾から靴に入る雪の冷たい、イヤな感触を思い出して、少しパニクってしまう。
ズボンの裾から靴に入る雪の冷たい、イヤな感触を思い出して、少しパニクってしまう。
家の者に釈迦ヶ岳の中尾根に行くよとメールしたついでに、スパッツ忘れたから途中で引き返すかも知れないと伝えた。
冬は何があってもスパッツはほしいよなあ・・
冬は何があってもスパッツはほしいよなあ・・
幸い取り付き付近には雪は全く無い。
これも期待はずれだが、スパッツが無いのでこれはラッキーというべきか。
中尾根道は適度に細い尾根道なので迷うことはほとんど無い歩きやすい道だ。
中尾根道は適度に細い尾根道なので迷うことはほとんど無い歩きやすい道だ。
木立越しのハライド。
冬姿ではないのだ。
風はやや強く冷たいのだが氷温には下がっていない。
冬姿ではないのだ。
風はやや強く冷たいのだが氷温には下がっていない。
山ンバの姉から貰い受けたピッケル持参。
カジタ製、私は割と信頼している。
昔買った、アイゼン、アイスバイルなどはカジタ製。
アイゼンは今息子が持っている・・・
カジタ製、私は割と信頼している。
昔買った、アイゼン、アイスバイルなどはカジタ製。
アイゼンは今息子が持っている・・・
鳴滝コバ。ここに上がると確かに滝の音らしい水音が聞こえる。
それにしてもコバとはどういう意味なんだろう。
鈴鹿には他に日本コバというところもあるし・・・
それにしてもコバとはどういう意味なんだろう。
鈴鹿には他に日本コバというところもあるし・・・
ハライドがやっと上まで見える感じだ。
雪の少なさがよくわかる。
雪の少なさがよくわかる。
手許の高度計で標高7〜800mに達するあたりから雪道が現れる。
しかし突如として雪が無くなったり・・・
一昨年の秋、山友さんと羽鳥峠から歩いて滝のある庵座谷を下ったなあ・・・
しっかりした踏み跡がありキックステップが効くのでアイゼンはいらない。
しっかりした踏み跡がありキックステップが効くのでアイゼンはいらない。
トレースがあるのでスパッツ無しでも何とか行ける。
踏み外すこともあるが幸いにも靴の中に雪はあまり入ってこない。
可愛いケルンは道しるべ。
明け方雨が雪に変わったのか粉を振りかけたようだ。
雪が入らないように歩くので神経を使う。
写真でみると感じいいところだが、見晴らしが無いので、来てよかったとか、うきうき感がまったくしないのだ・・・
写真でみると感じいいところだが、見晴らしが無いので、来てよかったとか、うきうき感がまったくしないのだ・・・
この辺りから気の枝に雪が張り付いて氷化している。
日が差せばハラハラ落ちるのだが、かぜがややあり固く張り付いている。
日が差せばハラハラ落ちるのだが、かぜがややあり固く張り付いている。
松尾尾根に合流。
釈迦百毫、シャカヒャクゴウと読むのかな・・
松尾尾根方面からのトレースはなかった。
10時45分。
釈迦百毫、シャカヒャクゴウと読むのかな・・
松尾尾根方面からのトレースはなかった。
10時45分。
かすかに庵座谷の底がみえる。
展望が無いのでこんな写真ばかりとってしまう。
頂上付近がぼんやり見えた。
大蔭、ガレ場だ。もう少し積雪があり氷結していたらアイゼン必至のところだ。
ところどころ氷結しているところがあり慎重に足を進める。
ところどころ氷結しているところがあり慎重に足を進める。
手許の高度計を見ながら登っていたが、いきなり最高点に着いた。
11時7分。
11時7分。
最高点が頂上じゃない不思議な山だ。
そういえば霊仙山もそうだった・・・
そういえば霊仙山もそうだった・・・
この辺りはさすがに零下に下がっているだろう。
それでもマイナス1度か2度くらい。
それでもマイナス1度か2度くらい。
三角点に向かう途中、最高点を振り返る。
三角点頂上への道は樹氷の回廊
ハト峰方面にトレールがあった。
スパッツ無しで猫岳を越える自信が無いのであきらめよう。
スパッツ無しで猫岳を越える自信が無いのであきらめよう。
三角点到着11時21分。
駐車場から丁度3時間。私にしてみれば珍しく早い方だ。
展望がないから気持ちが道草できなかった。
駐車場から丁度3時間。私にしてみれば珍しく早い方だ。
展望がないから気持ちが道草できなかった。
登り口の雪の少なさには肩すかしだったが、頂上はチャンと冬だった。
これが鈴鹿のいいところだね。
普通タイヤの車で来てちょいと冬山だ。
頂上11時30分発。
このまま中尾根を下ろう。
これが鈴鹿のいいところだね。
普通タイヤの車で来てちょいと冬山だ。
頂上11時30分発。
このまま中尾根を下ろう。
カワイイ雪庇も・・
雪庇の向こうは・・
灰色の奈落
灰色の奈落
ほんの一瞬、下界が見えた。
急いでカメラを構えたがもう霞んでしまった。
猫岳。
最後まで頂上を明け渡さない。
最後まで頂上を明け渡さない。
帰りは同じ道だし展望がないから極端に写真が少ない。
パラパラと小さなアラレのような雪が降ってきた。
下るばかりの私にはもう風もそよかぜ。
駐車場手前の堰堤から撮ったハライド。
駐車場着。13時30分。頂上から丁度2時間だった。
この時間に駐車場には私の車のみ1台。
ということは今日の入山者は私一人だったか・・・
とりあえず無事登れたことに感謝しよう。
それにしてもスパッツを忘れるとは・・・
天気もこんなだし、自分を褒める気がせず、まっすぐ家路をたどった。
明けて10日の今日はこの地方は強い冬型気候・・
駐車場着。13時30分。頂上から丁度2時間だった。
この時間に駐車場には私の車のみ1台。
ということは今日の入山者は私一人だったか・・・
とりあえず無事登れたことに感謝しよう。
それにしてもスパッツを忘れるとは・・・
天気もこんなだし、自分を褒める気がせず、まっすぐ家路をたどった。
明けて10日の今日はこの地方は強い冬型気候・・
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