正篇より続き)

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御在所、国見岳。ずいぶん遠くへ来てしまった感がある。

さて、行動時間が長かったり、初めてのところに行くとやたら写真を撮ってしまう。
どうでもいい写真がほとんどだが、心のおもむくまま撮ったものだから、選別する必要も無いし全部載せたいと思う。しかし余り多いと一度に受け付けてくれないのでやむを得ず記事を分けて書く必要がある。
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杉峠が1040m、イブネが1160m、クラシがそれより少し低め。杉峠からクラシまでの道のりが地図の目算では1. 5km前後。
緩やかな上り下りの続く気持ちのいい稜線歩きだ。
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だから、雨乞岳をみるとやたら急登に見えてしまう。
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途中で見かけたややこしい木!
生きるための姿が力強い。
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これも力強し!
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佐目峠への道。向こうにイブネ。
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雨乞岳の稜線の向こうに鎌ガ岳。
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御在所、国見岳。はるか彼方感がある。地図の目算では直線距離3〜4キロぐらいしかない。
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佐目峠。11:50
麦わら帽子はおととしソウルで買った中国製。
随分丈夫である。夏の鈴鹿はこれにかぎるわ。
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イブネの看板。鈴鹿の深奥部がこんな看板。12:05
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広い頂上。雲ノ平のような別天地だ!
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左から東雨乞岳、雨乞岳。美しい双耳峰のシルエットだ。
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鎌尾根が・・・
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御在所が・・・遠い!
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コケの絨毯もあちこち。ここはやはりあんまり人が入らない方がいいのかもしれない。
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長い頂上を踏み跡に従ってくると・・クラシは左だ。別に迷うようなところではない。
少し下るとまた広い尾根が続く。
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なんとも印象的な一本木
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ここからクラシがわかりづらかった。踏み跡がうすいうえ、どこでも歩けそうなので適当に歩いてしまう。
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気がついたらドンドン下りになって行く。
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こりゃクラシを通り過ぎているがな・・・
仕方なく高みへ登り返すと・・・
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こんなところにこんなちっちゃな看板が・・・見逃してしまったがな・・・12:35
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気を取り直して来た道を引き返す。気持ちいい・・・
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クラシを振り返る。樹林の稜線の右端がクラシ。この辺りには人の道とは別にはっきりしたけものみちもあった。
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来るときこれが遠目には寝そべっている人の一部に見えたわ・・・
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この微妙な踏み跡。稜線上には赤いクイが一定の距離をおいて打ってあるのでそれをつなぐように踏み跡がある。日当りがいいのにフワフワしたコケのようなものが生えていてとても不思議なところだ。
踏み荒らされないように願う。
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木に彫っちゃったか・・随分経っているのだろう。
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杉峠に帰ってきた。13:30
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さあ、心が折れて雨乞を諦めたら、また国見峠に引き返すかなどと弱気なことを考えていたが、何も考えず登り出した。
さっき歩いてきた杉峠から佐目峠、イブネへの稜線を振り返る。
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東雨乞岳
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左奥が雨乞岳
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もう少しだ。
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深い笹をかき分けたら頂上だった。14:00
もう少し立派な看板だったらいいが・・・
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武平峠まで150分か・・随分遠いな・・何度もいうが昔の記憶はほとんど無い・・
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鎌、御在所方面
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釈迦が岳方面かな
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東雨乞岳。14:15
看板がなあ・・
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イブネへの稜線。さっきまで歩いていたと思うと気分がいい・・
雨乞岳を振り返る。
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東雨乞からの下りが踏み跡が2つあったが地図で位置関係を確認して、北側の赤いペンキを塗った石のところから下りはじめた。
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どうやら正解だ。
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七人山まで7分くらいと書いてあるが行く気力無し。
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尾根の道は気持ちがいい
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コクイ谷出会い付近だったろうか・・もうどうでも良くなっている。15:20
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同じくコクイ谷付近かも
あとはひたすら標識に従って下るだけ。やたら長く感じられる。
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武平峠に着いた。
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16:15着
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鎌がすぐそこだ。
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「こうが」市じゃなくて「こうか」市かい!
初めて知ったがな!
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トンネルをくぐると
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三重県だ。あとはスカイラインに沿った山道を下るだけ。
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表道分岐16:55
膝の痛みも、もう少しの辛抱だ。
中道の登り口では、朽ちかけ鉄の橋の下におりて顔や靴を洗い裸足で車まで戻った。
17:20
11時間行動、長い1日だったが、御在所からは誰にも出会わなかった。正確にいえば国見峠で休んでいるとき一人の男性が裏道方面へ素通りして下って行った。
駐車場に到着する前に一人の男性がスカイラインを下っていくのを見た。

この前の白山も11時間と長かったかが今日も劣らず長い。
体の衰えを実感しつつも、こんな山登りを少しでも長く続けたい。