予定通り家を出たが途中いろいろあり、当初の予定とは違う鈴鹿北部の烏帽子岳に行くことになった。藤原や御池の入り口を過ぎてなお北上。
道すがら突然目に飛び込んできた風景に全く忘れていた記憶がいきなり呼び起こされた。
それは・・
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国道から少し奥まったところにあるこの岩壁だ。何の変哲も無いただの崖、岩石の採掘跡だが、私は大昔ここにも岩登りに2回も来たことがあるのだ。言うまでもなく一番簡単なところにルートとも言えないものを登ったのだが・・・見なくてもいいものを見てしまった気恥ずかしさと懐かしさ・・
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時山の向かう道すがら烏帽子岳がよく見える。標高は低いが端正な山容だ。
ガイドブックにあるバンガロー村からの道をたどることにした。
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随分遅くなってしまったが、とにかく登り出した。
急斜面を少し登ると開かれた鉄塔の下。
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我々はペースが遅いのでドンドン抜かれるが気にしない、きにしない。
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杉の植林帯を抜けると雑木林的樹林に変わる。
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若葉が目に優しい。
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さらに尾根伝いを登ると若葉の間から時おり石津の谷が見える。
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烏帽子の烏という字ナンか変。鳥と書いてしまってから間違いに気付いて中の線を消したんじゃないかしら? かくいう私もずっと鳥だと思っていた(笑)

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珍しく花などを撮ってみた。
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カタクリの花と同行者が教えてもくれたが、どうせ明日は忘れているに違いない。
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烏帽子の字が気になるなあ。烏の横線の間隔は均等にして鳥と間違えて読ますぐらいの勢いが正しいのじゃないかしら・・・私がずっと勘違いしてたのが馬鹿みたいだ。始めからみんなこうやって書いてくれれば間違いようも無かったはず・・・ま、いいか・・
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頂上直下の岩場から先日登った霊仙山が見える。
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最高点を少し下り気味に行くと頂上って・・・
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こだわるようだけど。この烏帽子の烏、これだったら十分に鳥と間違えそうだわ。
これが正解だと思う(笑)
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藤原岳、御池方面
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多度山
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最高点はこんなところ
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最高点から三国岳へ行くつもりで適当に踏み跡を下って行ったら、あらら、反射板のある方に近づいて行く。こりゃ間違ったなと最高点への登り返しでへろへろ。
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やっぱりさっき登るとき見た標識のあるところまで下るべきだったな。
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で、今日はおとなしく来た道を下山することにする。
腰を下ろし湯を沸かしお腹に流し込もう。
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振り返れば烏帽子が嗤っている。
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今日もまだ日が高い。
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無事下山めでたし。
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振り返りもう一枚。代かきがすんで田植えを待つ田んぼと烏帽子岳。
美しい春の風景だ。

さあ、阿下喜温泉につかって帰ることにしよう。

今日の教訓
なめちゃ行けない。
笑顔を忘れちゃ行けない。

穏やかな春の椿事的一日。

ゴールデンウイークは山はお休みだ。