昨夜からの雨は朝まで降り続き、天気予報も遠出する気を無くさせるもので、
早々と残り雪を訪ねるツアーは放棄していた。
それでも午後から晴れるという。
家に引きこもっているより近場でということで、
この時期は常緑樹の山肌あちこちに桜の花がポコポコと奇麗な
多度山にハイキングに行くことにした。
山肌、桜の花ポコポコは去年の印象。去年は名古屋の桜が散って出かけたのだが、
多度の山は今が旬とばかりの満開で
今年も今が時期だろうと出かけたがやや遅きに失したかも知れない。

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今年は多度神社の脇道をもう一段上がり愛宕神社の脇から山上公園を目指す。
ちなみに去年は近鉄養老線石津駅近くから登り、
多度山を縦走して多度駅に降り立ったのだが、
今回はここから適当に周回コースを辿ることにした。
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すでに10時を回り、やる気無さ満々。
朝の雨音で布団から起き上がるまでの意志の集中が困難だったのだ。
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愛宕神社の脇をすり抜けての登り始めは、
触れなば落ちんと落ちてしまった椿の花のバラまかれた道から始まる。
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あちこちの桜の花は麓から見るとホントに奇麗なのだが。
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登りはじめたかなと思ったらもう3合目
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さらに少し登ると5合目
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少し行くと視界を切り開いたところに丸太のベンチがあったので一休み。
足下には木曾三川、
その向こうに名古屋のビルが見える直線で2、30キロぐらいだろうか。
あれが事故を起こしている原発としたらこの距離は果たして安全か・・・
とあらぬ方向に思いが。

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河口方向には伊勢湾その向こうに知多半島がかすんでいる。
肉眼では見にくいのだがズームではこの通り
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長良川河口堰をズーム
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水需要はあるのかな、宝の持ち腐れという人もいる。
それはともかく、山に来て見晴らしがいいというのは大事なことだ。
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麓の小さな丘の山桜の様子
多度山は山全体がこんなだが山の中に入ってしまうと見えないのが残念。
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山道にはこんなお地蔵さんというか石仏というか。
麓は神社なのに・・
山上公園のヤング広場というネーミングが受けたが素通りし
周回コースを求めてそのまま登り続けた。
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この木の枝分かれした姿にうたれた。
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木曽川と長良川を分ける千本松原が見える。
薩摩藩の偉業だが、ある沖縄出身の人は沖縄人が強制連行されたと、
怒りを秘めた低い声でつぶやいていたことを思い出す。
真偽のほどを調べようと思ってそのまま何十年。
多度峡から下るつもりが中道という尾根を下ってしまう。
稜線はすごい風で、早々下りモードになってしまい、道を間違えた。
この道で初めて登って来る人に出くわした。
いずれも私に負けず劣らずの年配の方々、皆ソロで登っている。
日だまりの切り倒された木に腰掛けて昼食。ラーメン、スープを湧かし、おにぎりやおかずを同行者から分けてもらう。いつもは私もおにぎりなど持参するのだが、
やる気なし満々だったのでサボってしまった次第。
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木立越しに仰ぎ見る空の青さよ!
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ここにも石仏
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人里に降り立ったらレンギョウ、韓国語でケナリが迎えてくれた。
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もう一度山を仰ぎ見る。緑が目に優しい。
見渡す限り冬枯れした韓国の山を見たことがあるがそれとは対照的だ。
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人影少ない。民家はそれぞれ奇麗に整えられている。
日本人の几帳面さ。平凡に見えるがこんな道を歩くのも気持ちいいのだ。
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多度神社駐車場の桜
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ここが有名な上げ馬神事の行われるところと初めて知った。
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ここを駆け上がるわけだが最後は2メートルくらいの絶壁になっている。
こりゃ馬も騎手も大変だ。
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あと一ヶ月もすれば神事が行われる。
この辺りは人で埋め尽くされるのだろう。
上げ馬の成否で農の収穫を占うわけだから、
命をかけても成功させたいという執念が否が応でも伝わってくる。
さて、去年山肌の桜が印象的だった石津駅の登山口にドライブ。
山肌はちょうど午後の逆光で上手く撮れない。
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少しは気分が出ているだろうか。
少し時期は遅かったなあ。
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この辺の畑の風景も本当に奇麗だ。
安物のデジカメ20倍ズーム、侮れず。
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ついでにもう一枚
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多度山に向かって高度を上げている。足下には揖斐川がぐっと近くに見える。
おまけにもう一枚
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この後道の駅に立ち寄り水晶の湯で汗を流して帰路についた。
6時帰宅。やる気なし満々だったが来てよかったと思える一日。
来年も桜の季節に多度山に行きたくなった。