私がこの世を去れば、息子は業者に頼んで遺されたものは処分するという。それでいい。私も父や母のものはほとんど持っていない。写真然り。でも私自身にはまだ執着があるからまあ生きた証しはなかなか捨てられない。韓国の民謡の一節・・空手来空手去(コンスレコンスゴ)と ...
2016年11月
初冬の佇まい、中ア檜尾岳 ④終章
(③黄、紅葉を眺めながら)から続きイマイチな写真を並べて我ながらいささか辟易している。しかし、檜尾で見たものを少しでも残すためなら自己嫌悪を乗り越えるしか無い。一旦載せてイヤなら、心変わるまま構成添削すればいいだろう・・落葉松はこれからまだまだ色づくだろ ...
初冬の佇まい、中ア檜尾岳 ③黄、紅葉を眺めながら
(②幻想の朝、檜尾避難小屋周辺)から続きここまで降りてくれば後はゆっくり下るだけ。幸い今日はまだ膝に痛みは無い。気ままに紅葉とか撮りながら歩いた。空木岳にかかる雲もとれて来た。10時25分バス道の辺りの見事な黄葉10:55 千畳敷方面はまだ日が差していない。写真が ...
初冬の佇まい、中ア檜尾岳 ② 幻想の朝、檜尾避難小屋周辺 2016.11.2~3
(その①檜尾尾根 2016.11.2~3)から続き11月3日一晩中吹き荒れた風だが、避難小屋の中にはすきま風ひとつ洩れてこなかった。ただ表の戸を叩くような音にたびたび目が覚めた。そして時おり外壁に雪か氷のつぶてがパラパラと当たるような音がした。二度ばかり起きて小用を足し ...
初冬の佇まい、中ア檜尾岳 その①檜尾尾根 2016.11.2~3
行く先をいろいろ考えた末、中央アルプスの檜尾尾根、檜尾岳から空木岳の周回を試みることにした。といっても、私にとっては初めての山である。木曽駒から宝剣を経て空木岳に向かう間にある幾つかのピークは正直言ってあまり馴染みの無かったところだ。ところで、この時期は ...